しださがし

福岡県から九州各地で見つけたシダ植物について紹介していきます。無断での転用・転載は禁止。

オニコバカナワラビ

種名:オニコバカナワラビ

(Arachniodes x pseudosporadosora Nakaike, Dryopteridaceae)

解説:オニカナワラビとコバノカナワラビの雑種

場所:福岡県中部

確認日:2018.11.4

f:id:shidasagashi:20181124231614j:plain

オニコバカナワラビです。なんだか切れ込みが深いオニカナワラビだなと思っていたら混じっていました。

 

f:id:shidasagashi:20181124231239j:plain
親種①オニカナワラビ↑

f:id:shidasagashi:20181124231634j:plain

親種②コバノカナワラビ↑

オニカナワラビに比べると切れ込みが深く、側羽片の幅が広くなっており、コバノカナワラビに比べると切れ込みが浅く側羽片が細くて頂羽片もまとまっています。

 

f:id:shidasagashi:20181124231518j:plain

オニコバカナワラビの最下側羽片。

f:id:shidasagashi:20181124231137j:plain

オニカナワラビの最下側羽片。

f:id:shidasagashi:20181028175923j:plain

コバノカナワラビの最下側羽片。

オニコバカナワラビの切れ込みは中間的です。そのほかに葉質がオニカナワラビに比べると薄いです(革質⇔厚紙質)。

 

f:id:shidasagashi:20181124231534j:plain

オニコバカナワラビの葉身中部の側羽片↑

f:id:shidasagashi:20181124231059j:plain

オニカナワラビの葉身中部の側羽片(広葉型のオニカナワラビ)↑

f:id:shidasagashi:20181028175919j:plain

コバノカナワラビの葉身中部の側羽片↑

 

f:id:shidasagashi:20181124231530j:plain

オニコバカナワラビの葉身頂部↑

f:id:shidasagashi:20181124231043j:plain

オニカナワラビの葉身頂部↑

f:id:shidasagashi:20181028175914j:plain

コバノカナワラビの葉身頂部↑

オニカナワラビではやはりオニカナワラビよりも切れ込みが深い傾向があり、コバノカナワラビよりは葉身頂部が鉾状になっています。

 

f:id:shidasagashi:20181124231540j:plain

オニカナワラビのソーラス。

小羽軸と辺縁の中間に位置しています。

 

f:id:shidasagashi:20181124231524j:plain

オニコバカナワラビの根茎↑

f:id:shidasagashi:20181124231053j:plain

オニカナワラビの根茎↑

f:id:shidasagashi:20181124140650j:plain

コバノカナワラビの根茎↑

根茎の這い具合は塊状に這うオニカナワラビとは異なり、短く這うコバノカナワラビに近似したものとなっています。