種名:コウラボシ(Lepisorus uchiyamae (Makino) H.Itô , Polypodiaceae)
解説:沿海地に生えるノキシノブ。
場所:宮崎県
確認日:2018.6.3
こんな場所に生えるのか!と驚くほど過酷そうな環境に生育していました。
パキパキとした質感で、ノキシノブとは似ても似つかないくらい異なる風貌です。
コウラボシの葉身(実葉)。
パキパキとした質感で、表面には細脈がやや隆起?しており凹凸があります。
葉身の長さは1cmくらいのものから5cmくらいのものまでありました。
コウラボシの葉身基部。
葉柄は細長く、葉身が羽根状に流れています。
コウラボシのソーラスの様子。
やや中軸に寄っており、葉身の上半部くらいまでついていました。
この写真からもわかりますが、ノキシノブやツクシノキシノブ等とは異なり、盾状鱗片が細いです(両種が円形であることに対し)。
コウラボシの盾状鱗片の拡大。
狭三角状で、葉柄につく鱗片のような形状で特徴的です。
コウラボシの葉柄基部の鱗片。
ノキシノブやツクシノキシノブのように中央が濃色になることはないです。